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第2回パネルディスカッション「月面車」
アポロ計画やルナ計画で、「月面車」(月面ローバ)と呼ばれる車を使った月面探査が行われ、大きな成果をあげました。それから四半世紀、ふたたび月探査が注目されているとはいっても、そのほとんどは月を上空から周回する計画です。
上空から月全体のデータを細かくとった後は、科学的、あるいは資源利用などの面から興味深いところに着陸して、月面車でくまなく探査するというシナリオが考えられます。つまり、月面車は、これから先の月探査での重要なツールとなっていくと思われます
一方、月面車を使った民間での月探査が計画されるなど、月面車は、月探査の新たな局面を切り開く「切り札」となる可能性があります。
このシンポジウムは、ちょうど世紀の境目をまたぐ時期に位置していることもありますので、月面車(ローバ)を通じて新たな月探査の方向性を見いだしてくことを主眼に、
- 月面車でどんなことができるのか
- 月面車で重要な技術は何か? 何を開発しなければいけないか?
を考えていきたいと思います。
また、皆様からは、月面車(ローバ)を通じて、
- こんなことができるのではないか?
- こんなことをしてみたい
というようなご提案を大募集します。ご意見を頂き次第、随時コーディネータからご紹介させて頂きます。また、そのご意見がさらに議論をいっそう盛り上げていくことになると確信しております。
今回のパネルディスカッションのパネラー、コーディネータは以下の通りです。なお、議論の進展に従い、パネラーは随時増えていきます(必要があれば、壇上に上ってもらう、という感じですね)。
コーディネータ |
寺薗淳也(専門は…惑星地質学、惑星情報学) |
パネラー |
市川誠 (月面ローバ、月面地質が専門) |
パネラー |
永井智哉(天文学) |
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