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月を知ろう

月に関する研究発表
第1回パネルディスカッション「月の氷」


No. 1 2000年11月13日【月】20:08 川勝康弘(NASDA)
こちらは、インターネットシンポジウム「ふたたび月へ mission03」のシンポジウム会場です。

今年のシンポジウムでは、月に関する3つのテーマ(「月の氷」「月面車」「月旅行」)について、パネルディスカッションが企画されています。
(パネルディスカッションについての詳細は、
  http://moon.nasda.go.jp/ja/symp/2000/about.html
をごらんください。)

 今日から始まる第1回パネルディスカッションでは、4名のパネラーの方々を迎えて、「月の氷」についての議論を進めていきます。
 申し遅れましたが、私、コーディネーターとして司会をつとめさせていただきます、宇宙開発事業団の川勝です。まず、私の方から簡単に自己紹介させていただきます。

 私は、大学在学中から宇宙工学を専攻し、制御系を中心に宇宙システムの研究開発に携わってきました。今は宇宙開発事業団において、2004年打上予定の月探査機、SELENEの開発に携わっております。またSELENEにつづいて計画されている、月着陸を目指す次期月探査機の開発にも参加したいと考えています。
 月の氷は、その発見のニュース以来、次期月探査機での有力な探査候補のひとつとなっています。私は、エンジニアとして探査機の開発を担当するわけですが、「月の氷」についての科学的背景、あるいはその将来の利用可能性は、とても興味があるところであり、また重要なモチベーションにもなります。今回は、その道の専門家の方々をパネラーに迎え、「月の氷」多角的に議論を進められればと思います。
 今回のディスカッションでは、司会進行と同時に、エンジニアとして議論に参加したいと思います。

では、つづいて、パネラーの方々、垣見さん、金森さん、春山さん、出村さんに自己紹介をしていただきましょう。

よろしくお願いします。

No. 2 2000年11月14日【火】09:07 出村裕英(NASDA)
みなさま、はじめまして。
月利用推進研究室の出村です。

「真空の月に氷がぁ?」という、一見ありえなさそうなテーマ、喜んで参加させていただきます。しかも、インターネット上で「パネルディスカッション」するという点も面白そうです。
議論はやや間延びしそうですが、そのぶん十分考えた丁寧な応酬になれますので、期待しています。

私の背景は地球惑星科学で、主専攻が画像に基づく惑星地質学、副専攻がクレーター形成機構等を含む地球物理学になります。

よろしくお願いします。

No. 3 2000年11月14日【火】09:16 金森洋史(NASDA)
はじめまして.
宇宙開発事業団の金森洋史(かなもり ひろし)と申します.
今回,「月の氷」に関するパネルディスカッションのパネラーとして参加させていただきます.
...が,私自身は特に「月の氷」関係に詳しいということではありませんので,色々と教えていただけるとうれしいですね.

実は,私はもともと土木工学の人間で,その中でも特にコンクリートの施工技術の開発に携わっておりました.皆さんご存じのようなダムやトンネルなど,土木構造物の建設に当たって,どのようにコンクリートを利用していくかが主な課題となっておりました.
ところがそんなある日(今から13年前になりますが),アメリカの雑誌に「月でもコンクリートを利用できる」と述べた論文が発表されました.
「これは面白そうだぞ!」ということで,日本でも「月コンクリート」に関する研究ができると考え,以来,月でのコンクリートの利用方法などに関する研究を行ってきました.

現在では,コンクリートに限らず「月の資源」全般にわたって,その利用方法についての研究を行っています.
このような研究の中で,「月の氷」というのは資源的な観点からみると,ものすごくインパクトのあることと捉えられています.もし,ある程度利用できるような氷(=水)が月で得られることになれば,「月面での様々な活動を支援できる」と期待する人たちも大勢います.
さあ,実際のところはどうなんでしょうねえ?

...ということで,皆さんよろしくお願いします.

No. 4 2000年11月16日【木】13:45 春山純一(NASDA)
 NASDA月利用推進研究室の春山です。

 現在、SELENE計画に搭載されるカメラ(月面撮像分光機器、LISM(Lunar Imager/SpectroMeter )の開発、データ研究のとりまとめをしています。

 専門は惑星科学です。大学院時代には彗星の熱的進化を研究していました。

 月の氷は、惑星科学の観点から非常に興味深いことです。
 もし、この氷が彗星起源とするならば、過去の地球-月系への彗星落下の頻度や彗星の成分に関する情報が、月に存在することになります。
 まだまだ分からないことがありますが、それだからおもしろい!

 このパネルディスカッションで、いろいろな事が話し合えたらいいですね。

No. 5 2000年11月16日【木】21:32 垣見征孝
皆さん、初めまして。垣見です。

専門家の皆さんの前で大変緊張しています。

宇宙には大変興味がありますが、月に関しては専門外ですので、ここでいろんな楽しい話ができたらなと思います。
#実は仕事は宇宙関係だったりします。

よろしくお願いいたします。

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