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日本の月探査
未知の星〜月

 アポロ計画では、人類が「月」に到達できることが確実に実証されました。それでは「月」についてはかつてどれほどのことが明らかにされているのでしょうか。 月を知るための最大の成果は悲しいかな未だアポロにあります。アポロ計画で得られた月についての知識は、以下の点で不十分といわざるを得ません。 そのため、月へのセカンドステップは、不足している情報を補い、より幅広い情報を得る、すなわち再び月をじっくりと見つめ直すところから始まります。

1. アポロでは赤道付近及び着陸点の限られた場所のデータしか得られておらず、月の全域にわたる鉱物組成、元素組成などの直接測定したデータがない。
2. 着陸機を安心して送れるほど信頼性の高い全域地形図は得られていない。
3. 月の表面を覆う砂(レゴリスと呼ばれる)の粒度(粗さ)分布、その厚さ、月の内部構造に係わる十分なデータがない。
4. 太陽活動期の宇宙環境モニタリング(放射線・微粒子)のデータがない。

 このようなことと関連して、
  • 月の成因(親子説、捕獲説、兄弟説、巨大衝突説などがある)
  • 金属のコアがあるかどうか(あればその大きさ)
  • 月に資源として採掘できるくらい、元素や鉱物が集まっているかどうか
など、 科学的にも未だ解明されない点も多いのが現状であり、月は「未知の衛星」を脱却していないのが実状です。

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