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月探査機
ゾンド計画: 旧ソビエト連邦

ゾンド計画は、旧ソ連のルナ計画と並んで、月を探査する計画でした。ただ、ゾンド計画では、月だけではなく、他の惑星(火星など)を探査することも念頭に置かれており、この意味では、アメリカの「マリナー計画」に対抗するものであったともいえるでしょう。
ゾンド計画は、1960年代後半を中心に実施されました。その大きな特徴は、特に後半の計画において、地球への帰還を実施したということです。この点で、ゾンド計画は、旧ソ連の有人探査計画などを念頭に置いたものと考えられます(なお、ゾンド計画そのものはすべて無人で実施されました)。
ゾンド計画は、ルナ計画とは若干異なり、技術的な実証、特に上で述べたように、将来の有人計画(月へ人を送り、また戻ってくる)のための技術の確立が中心でした。しかし、探査の過程では科学的にも重要な情報なども収集しています。


年表  
1965/07/18 3号 月の約1万キロ上空を通過
1968/09/15 5号 月のまわりを回り、9月21日に地球へ帰還
1968/11/10 6号 月のまわりを回り、11月17日に地球へ帰還
1969/08/07 7号 月のまわりを回り、8月14日に地球へ帰還
1970/10/20 8号 月のまわりを回り、10月27日に地球へ帰還
ゾンド探査機
ゾンド探査機(号数不明)(出典: 下記関連ページ)
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