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月探査機
ゾンド計画の詳細
ゾンド3号
打上げ日: 1965年7月18日
重量: 960.00キログラム
ゾンド3号は、ゾンド2号と同じ型で、もともと1964年に火星へ打ち上げられるはずでした。
タイミングを逃し火星へは到達できなくなりましたが、テストとして火星軌道へ打ち上げられたと見られます。カメラ・テレビシステム・磁力計・紫外及び赤外分光計・放射線測定機器・電波望遠鏡・微小隕石カウンターを搭載しており、またイオンエンジンの試験も行いました。
月へは打上げから33時間後の7月20日、再接近時で高度9200キロメートルのフライバイが行われました。68分間に距離1万1570〜9960キロメートルの場所から、非常に高画質で25枚の月の裏側の写真が撮られました。これらの写真は1900万平方キロメートルをカバーしています。写真はファクシミリによって伝送されました。
フライバイ後、ゾンド3号は航行を続け、太陽周回軌道に乗りました。

ゾンド5号
打上げ日: 1968年9月14日
重量: 5375.00キログラム
ゾンド5号はアポロに対抗したソ連の有人月計画の予備実験と考えられています。
9月18日、月面に1950キロメートルまで再接近しました。また地球から9万キロメートルの距離から高解像度の地球の写真を撮影しました。同機は亀、昆虫、植物、バクテリアなどを載せており、9月21日、地球に再突入。カプセルはインド洋に着水し、回収に成功しました。

ゾンド6号
打上げ日: 1968年11月10日
重量: 5375.00キログラム
ゾンド6号も有人飛行を意識した探査機でした。宇宙線・微小隕石検出器、カメラ・生物を搭載していました。11月14日に高度2420キロメートルまで接近し、カラー写真を撮影しました。大気圏再突入は11月17日に行われ、ソ連領内に着陸しました。

ゾンド7号
打上げ日: 1969年8月7日
重量: 5979.00キログラム
ゾンド7号は、月周辺環境の研究とカラー写真の撮影、探査機システムの飛行試験を行いました。8月11日には月からの距離184.6キロメートルの点を通過し、8月14日に大気圏に再突入、予め決められた地域に軟着陸しました。

ゾンド8号
打上げ日: 1970年10月20日
重量: 5375.00キログラム
ゾンド8号の目的は、月と周辺環境の調査及び探査機システムの試験と発表されています。月からの距離1110.4キロメートルを通過、月面の白黒写真とカラー写真を撮影し、その他科学的な観測もされました。10月27日に地球大気圏に突入、インド洋に着水しました。

■参考資料

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