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> イベント情報 > Planet Journey 月と土星へ2004 > リレーコラム > vol.4 (横山龍宏)


土星や月への旅行に持っていくなら…?
様々な分野の方々に同じテーマで語ってもらう、リレーコラム。どんな話が飛び出すんでしょうか! 月探査情報ステーションとDSPACE、交互に掲載します。
宇宙旅行添乗員の必須アイテム? 2004.07.29UP
vol.4
横山龍宏さん (株)NTTトラベルサービス 横山龍宏さん DSPACE
 ライト兄弟から100年、ガガーリンから40年、月面着陸から30年以上がたちました。先日のスケール・コンポジット社の新型ロケットによる100km圏有人弾道飛行成功により、「2001年宇宙の旅」にはかなり遅くなりましたが、ようやく「宇宙旅行」が始まろうとしています。丁度アポロの頃から急拡大した海外旅行に例えてみれば、この「近未来弾道飛行」は、もっとも近い外国の韓国か、台湾・グアムツアーで、400km上空の宇宙ステーション滞在「民間人宇宙旅行」はハワイかシンガポール、月はその延長上のアメリカ・ヨーロッパツアーで、火星・金星の兄弟惑星はかなり遠くて南米かアフリカ、土星はもっと遠い南極か北極圏ツアーというところでしょうか。

  学生時代、ヨーロッパに初めて行った時は「一生に一度」と思っていたのに今はもう「日常品」ですから、この30年は本当にすごい変化でした。宇宙旅行も始まったらあっという間に広まるでしょう。

 “宇宙旅行添乗員”としましては、長い道のりに飽きないよう“NTTドコモの5G(第5世代)宇宙携帯電話”を持っていきましょう。機内電話やパソコンとして使うほか、記録写真・旅日記ムービーをとるカメラだったり、20世紀の名作映画「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」「ライトスタッフ」などのビデオモニターにもなり、ホームシックの時には家族のムービーメッセージも見られる、小さなスーパーコンピュータです(地球からの直接電話はさすがにちとまだ難しい)。

 でも携帯電話は宇宙航行技術より100倍位進んだ気がしますね。あの類人猿が天空高く放り投げた棍棒を宇宙船に進化させた、例の知恵のカタマリ物体の化身かも。
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横山龍宏さん
1952年伊豆大島生まれ。1997年アメリカ在住中に宇宙旅行のスペースアドベンチャー社と出会い、これぞライフワークと発奮。日本帰国後2001年から公式代理店として宇宙旅行体験ツアーを募集開始。自らも“宇宙旅行添乗員”を目指して“夢の実現“にむけ着々と準備中。
次に登場していただくのは、大平貴之さんです。あの『メガスター』を創り出したプラネタリウムクリエイターが持って行きたいものとは?
vol.5