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1998年度シンポジウム
ＳＥＬＥＮＥ月着陸ミッションにおける航法制御
発表概要
西暦２００３年に打ち上げを想定している月周回探査衛星（ＳＥＬＥＮＥ）はＮＡＳＤＡ／ＩＳＡＳが共同で研究を進めている月周回衛星である。本論文はＳＥＬＥＮＥの月着陸ミッションにおける航法誘導制御系について報告するものである。
ＳＥＬＥＮＥ本体から分離された着陸部は，高度１００ｋｍの円軌道を離脱，慣性降下，動力降下，鉛直降下を経て月面に軟着陸する計画である。航法については，分離前の軌道決定後，動力降下終了時まではＩＭＵによる伝播，最終フェーズの鉛直降下時に高度計／速度計を用いた誤差補正を行う。動力降下，鉛直降下時は準最適な誘導則を用いて諸々の誤差を吸収する。
本論分では，航法誘導方式の精細と，航法・誘導誤差解析の結果を中心に報告する。 |
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