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火星周回観測衛星構想旧・宇宙開発事業団では、1990年代に、将来の火星探査に向け、火星周回衛星についての基礎的な検討を行ってきました。火星周回観測衛星は、数々の観測機器を搭載し、火星に関する詳細なデータを取得する数トン級の大型探査機です。日本の火星探査機「のぞみ」に比べてもはるかに大きく、欧米が打ち上げている探査機とも肩を並べる規模のものです。 下が、その検討を元にしたイラストです。太陽電池が2枚あり、普通の衛星に比べ大きくなっているのがみえると思います。これは、火星が太陽から遠く、電力を得にくいため、より大きな太陽電池が必要なためです。 アンテナも大きくなっており、遠い地球との通信にも対応できるようになっています。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、今のところ「のぞみ」以降の具体的な火星探査の計画はなく、火星探査の検討も行っていません。しかし、研究者や技術者は、将来の火星探査に向けて、このような検討がいつか再び、役立つ日が来ると信じています。 |
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