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マーズ・サイエンス・ラボラトリー ローバー「キュリオシティ」 動力
キュリオシティの動力は、アメリカのエネルギー省から供給されている月・惑星探査汎用の放射性同位元素熱発電装置(MMRTG: Multi-Mission Radioisotope Thermoelectric Generator: 原子力電池)です。
これまで、原子力電池が使われてきた実績としては、アポロ計画、バイキング計画、パイオニア計画、ボイジャー計画、ユリシーズ計画、ガリレオ計画、カッシーニ計画、ニューホライゾンズ計画があります。
二酸化プルトニウムが外に漏れないよう、従来の原子力電池と同様、今回の電池についても何層もの層で覆い、万が一の事態に備えています。また、耐衝撃試験も実施しています。また打ち上げ時にこれまた万が一の事態があったとしても、NASAとしてはプルトニウムが外に漏れたり、それが人体に吸収されることはまずないと考えています。また、このプルトニウムは核兵器に使われるタイプとは異なり、爆弾のように爆発はしません。
この原子力電池からの動力は、2つ搭載されているリチウムイオン電池に蓄えられます。これにより、電力の消費の状態に合わせて適切に電力を供給することができるようになっています。
(注)以上は、NASAが発行するマーズ・サイエンス・ラボラトリーのプレス向け資料を元に記述しています。
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