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月・惑星へ 月探査機
トランスオービタル (TransOrbital)

トランスオービタル社(TransOrbital: カリフォルニア州ラホヤ)は、現在民間企業による月探査を進めている唯一の会社となっています。
トランスオービタル社は現在2つの月探査ミッションを計画中です。その最初のものが、月周回機「トレイルブレイザー」(TrailBlazer)です。
トレイルブレイザーは、約3ヶ月間、月を周回した後、月面に衝突してミッションを終了します。その主な目的は、高解像度の画像を取得することにあります。画像については、ロケットからの分離、軌道上から写した地球と月、月の地平線上にみえる地球(いわゆる「地球の出」)、アポロ着陸船やルナ着陸船のあとなどの撮影が予定されています。
また、探査機には、一般の人から募集したメッセージや画像、名刺などを有料で搭載することになっています。
トレイルブレーザーに関しては、2003年7月になって、ヒューレット・パッカード (Hewlett Packard: HP)社のポケットコンピュータ、iPAQを搭載することにしたという点でも話題になりました。

トレイルブレイザーに続いては、「エレクトラI」(Electra)による月への軟着陸が行われる予定です。
エレクトラIは小型の着陸機で、10キログラムほどのペイロードを搭載することができます。月の昼間(14日間)活動することができる構想になっています。
エレクトラIに続いては、ローバ機能を備えたエレクトラIIも計画されています。
なお、最初のミッションであるトレイルブレーザーについては、当初2001年の打ち上げで計画され、その後打ち上げは2003年に延期されましたが、2008年1月現在でも打ち上げのめどは立っていません。


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