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イベント情報

編集長が行く 
第28回 宇宙技術及び科学の国際シンポジウム(ISTS)
(その1)

2011年6月5日~12日、沖縄県宜野湾市の沖縄国際会議場で、第28回宇宙技術及び科学の国際シンポジウム(ISTS)が開催されました。
ISTSは、日本の航空宇宙科学では伝統ある国際会議で、またこの分野では日本最大の国際学会でもあります。2年に1回定期的に開催されるこの学会は、はじめて沖縄という場所を選んでの開催となりました。
また、会議場に併設された展示場では、国際宇宙展示会及びこどもサイエンスフェスタという一般向けのイベントも開催され、「はやぶさ」の帰還カプセル展示を含め、数多くのイベントが実施されました。
編集長もこの学会に参加してまいりました。学会と併設イベントの模様をご紹介します。


実は、私(=編集長)が沖縄を訪れるのは、これが生まれてはじめての機会となりました。そして、この沖縄訪問によって、47都道府県すべてに足を踏み入れることができました。学会初日、沖縄の空は梅雨明けの夏空が広がっていました。
こちらの建物は沖縄国際会議場です。数百人を収容することができる大ホールをはじめとして、多くの分科会が開催される学会にも対応できる数多くの小会議室を備えています。実際には写真右手に小会議室スペース、そして一般向けイベントが開催されている展示場があります。
学会の最初は、上の写真にもあった建物の中の大ホールで、「キーノートスピーチ」が行われました。キーノートスピーチとは、学会などの最初に、その学会のテーマとなるいくつかの重要なポイントについて、その分野の専門家が基調講演を行うものです。この写真に写っているのは、宇宙飛行士でもあり、JAXAの有人宇宙飛行室長でもある向井千秋さんのキーノートスピーチ。もちろん、英語です。
こちらはもう1つのキーノートスピーチ。「はやぶさ」の元プロジェクトマネージャーである、JAXA宇宙科学研究所の川口淳一郎教授によるもので、当然のことではありますが、「はやぶさ」の成果、そして未来への展望についての講演です(繰り返しになりますが、英語です)。
学会本編に入ると、個別のテーマごとに別々のセッションに分かれて発表が始まります。会場はこのような感じでした。こちらは、セッション開始前、それぞれの部屋でどのような発表が行われるのか、部屋の前に張り出されているプログラムを確認している参加者の様子です。
僭越ながら私の学会発表シーンであります。今回の学会では2つの発表を行いました。1つは宇宙開発・宇宙科学に関する広報・アウトリーチ(広報よりもより長い時間をかけた普及活動)についての展望、もう1つは月・惑星探査におけるデータ処理システムです。こちらは、その広報・アウトリーチについての発表です。部屋を暗くしてあるので写真写りは悪いですがご了承ください。
すいません…自分の発表中の写真のアップです…もちろん、聴衆には外国人も含まれます。今回の発表では、いわゆる「はやぶさ」のブームについての分析発表も行いました。そのこともあって、手の下には「はやぶさ」関係の本も置いてあります。
学会というのは見知らぬ人、それも世界中からの大勢の人たちが集まるイベントです。はじめて会う、あるいは久しぶりに会うという人も多いものです。そのため、互いの懇親を深めるためのイベントがたくさん開催されます。こちらは、学会会場のそばにあるホテルでのウェルカム・レセプション(初日の開催記念パーティー)へ向かう関係者の様子です(左から玄関へと歩いていきます)。
そのウェルカム・レセプションの様子です。会場は非常に広いのですが、そこからはみ出さんばかりのたくさんの参加者で賑わっています(実際、会場の外で飲んでいる人もいましたが)。多くの人たちがはじめての顔合わせ、あるいは久しぶりの再会を喜び合い、一緒にお酒を飲みながら語り合う姿がそこここに見受けられます。
…とはいうものの、やはり「腹が減っては…」と申しまして、食べることもパーティー、いや、旅行そのものの楽しみであります。こちらは会場の片隅に設けられた、ステーキを振る舞うコーナー。ものすごい行列ができています。
私も沖縄に来てはじめて知ったのですが、沖縄はアメリカ文化がかなり入っていて、ステーキはかなり当たり前に食べられているのだとか。実際私も、自分が泊まっているホテルの脇にある大衆食堂でおいしいステーキをいただきました。
そして、沖縄といえばこれでしょう! 豚の丸焼きです。お祝い事、めでたいときに出される豚の丸焼きは、学会の晴れやかな場にもふさわしいものではあります。外国から来られた方も、ちょっとびっくりはしていたものの、シェフの巧みな手さばきで切り分けられる豚肉をおいしそうにほおばっていました。
沖縄料理といえば誰しも思い浮かべるのがゴーヤチャンプルー。パーティ会場にもこのように大量のチャンプルーが供され、しかも次々になくなっていました(手前のお皿はもう空っぽに近いです)。実際、チャンプルーにもいろいろな種類がありまして、奥の皿のチャンプルーと手前のチャンプルーはまた違ったりします。従って、いくつものチャンプルーを取り分けて、またそれでお酒をいただいて…ということになります。



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