グレイル (GRAIL)
グレイルの月探査イメージ (Photo: NASA/JPL-Caltech) クリックすると大きな画像が表示されます。
低コストでの探査計画を目指すNASAのディスカバリー計画に基づき計画された月探査計画が、グレイルです。 月の重力を探ることを目的としており、2機の探査機からなる「双子探査機」という珍しい構成になっています。それぞれの探査機には「エブ」「フロー」という愛称がつけられています。
2011年9月10日に打ち上げられ、2機の探査機は2011年12月31日と2012年1月1日に月周回軌道に投入されました。3月からは高度55キロの軌道で科学観測を実施、その成果をもとに詳細な月面の重力場の地図が完成しました。
2012年12月18日、月の北極地域に制御衝突し、探査は終了しました。
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