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1999年度シンポジウム
次期月探査機の高精度着陸技術についての概念検討
周回軌道上からの観測が中心となるSELENEに対し、次期月探査機では月面に着陸してのミッションが中心になると考えられ、月面小型天文台の設置や、クレータ中央丘の地質探査などのアイデアが提案されている。そして、これらのミッション実現のためには、着陸技術として「目標地点への正確な誘導」および「月面への安全・確実な着陸」が要求されると考えられる。SELENEで予定されている着陸実験では、簡易的な着陸方式が採用されており、この方式のままでは次期月探査機の要求を完全に満足することはむずかしく、要求実現のためには新規の着陸技術の導入が必要と考えられる。
本発表では、次期月探査機で想定される着陸機能と、それを実現するための着陸技術について、現段階での検討状況の概要を報告する。
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