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> 月を知ろう > 月の雑学 > 第3話 人類は月に行っていない!? > 月面から離れる着陸船で、ロケットの炎が見えない!
月を知ろう

月の雑学
第3話 人類は月に行っていない!?
疑惑
宇宙飛行士を月周回軌道に戻るために、着陸船の上部が切り離されて、月面から離陸していく映像で、ロケットから炎が出ていない。明らかに全てのロケットは炎を発するはずだから、この離陸はニセ物である。
真実
離陸するときなぜロケットの炎が見えなかったのか、理由は実際には単純なことです。ロケットが使っていた燃料が、無色の炎を出すものだったからです。着陸船が使用していた燃料は、ヒドラジンと四酸化二窒素(酸化剤)とを混ぜたものです。この2つの物質が出会うと反応を起こし、透明な物質を作り出します。炎が見えないという理由はこれです。よく地球上のドラマで、打ち上げで炎を吹き出しながらロケットが上昇していくので、私たちは月でもロケットの炎が見えると思いがちです。でも、たとえば、私たちがスペースシャトルの打ち上げのときに見る炎や煙は、実際には固体ロケットの補助ブースターから出ているものです。この固体ロケットは、月着陸船には装備されていません(こちらに簡単な説明があります)。もう1つ注意していただきたいのは、こういった燃料は現在でも使われていて、実際、ロケットから出てくる炎はごく小さいものか、あるいはまったく見えません。

説明の中には、上昇する月着陸船を撮影したカメラが、その当時としても非常に旧式のものだったというのもあります(宇宙開発には、こういうことはよくあります。ものが確実に動くということを何回もテストするため、その間に技術が進歩してしまうのです)。もし炎が見えたとしても、こういうカメラではそのような映像は捉えることができないでしょう。


 「月の雑学 第3話」は、「日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず」「まとめ」を除き、Phil Plait氏によるサイト"Bad Astronomy"内にある、"Fox TV and the Apollo Moon Hoax"の内容をもとにしています。 「月の雑学 第3話」を作るにあたり、翻訳及び内容の使用を快諾していただいたPhil Plait氏、及びサイトの内容をご紹介いただいた、MITの石橋和紀さんに感謝いたします。
 なお、「月の雑学 第3話」の内容につきましては、Phil Plait氏は責任を持ちません。記述内容についてはあくまで、月探査情報ステーション主催者が責任を負うものとします。

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