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> 月を知ろう > 月の雑学 > 第3話 人類は月に行っていない!? > 4km離れて、別々の日に撮影されたはずなのに、全く同じ場所が写っている!
月を知ろう

月の雑学
第3話 人類は月に行っていない!?
疑惑
もう1つ、背景が同じという例がある。宇宙飛行士が丘の上に立っている。別のビデオでは、宇宙飛行士が同じ丘の上(こちらは、完全に同じ丘)に立っていて、しかもNASA自身、このビデオは何キロメートルも遠く離れたところで互いに撮影されたものだといっている。どうしてこんなことが起こるんだ? 2つのビデオに写っているのは明らかに同じ丘だ。NASAがうそをついているに違いない!!
真実
(ここからは訳注)

この問題について、実際にこのアポロ16号のミッションに携わった、エリック・ジョーンズ(Eric Jones)氏に尋ねてみました。その結果、簡単にいうと、このビデオが作られたとき、片方にまったく違う時間の音声が録音されてしまったのが、この問題の原因だということです。
問題とされるビデオは、以下の2つです。オンラインでもご覧になれます(RealPlayerが必要です)
(1) http://www.hq.nasa.gov/alsj/a16/a16v.1444638.ram (1分45秒付近)
(2) http://www.hq.nasa.gov/alsj/a16/a16v.1445240.ram (2分42秒付近)
さて、この(1)のビデオの中で、宇宙飛行士ジョン・ヤングが「もっといい場所が見つからなかった」(I couldn't pick a better spot)と言っています。そのあと、もう1人の宇宙飛行士、チャーリー・デュークが、「ジョン、君はきれいだ」(John, you are just beautiful)と言っています。
宇宙飛行士たちが発した言葉は、全て記録に残っています。この両方の会話の記録を調べてみると、これは着陸後123時間58分〜124時間3分くらいになります。一方で、問題となったビデオの時間は、着陸後144時間48分23秒付近で、まったく時間が違うことが分かります(この記録はこちらをご覧ください)。
つまり、ビデオを制作したときに、誤って1日近く前の音声をビデオに録音してしまったというのが、この問題の種明かしということになります。

もちろん、1日前にいた場所はまったく違います。ここから、「4km離れているはずなのに同じ場所」という話が広まってきたのではないでしょうか。

なお、このページの作成にあたり、Eric Jones氏からビデオについてのていねいなコメント及び解説を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。


 「月の雑学 第3話」は、「日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず」「まとめ」を除き、Phil Plait氏によるサイト"Bad Astronomy"内にある、"Fox TV and the Apollo Moon Hoax"の内容をもとにしています。 「月の雑学 第3話」を作るにあたり、翻訳及び内容の使用を快諾していただいたPhil Plait氏、及びサイトの内容をご紹介いただいた、MITの石橋和紀さんに感謝いたします。
 なお、「月の雑学 第3話」の内容につきましては、Phil Plait氏は責任を持ちません。記述内容についてはあくまで、月探査情報ステーション主催者が責任を負うものとします。

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