カッシーニ/ホイヘンス ギャラリー
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解説 間違いなく太陽系の中でもっともゴージャスな眺めを持つ土星は、風格のある輪の輝きに囲まれています。
輪の全体の写真を撮ろうというのが、この写真の撮影目的でした。そのため、カメラの露出は輪の暗い部分に合わせてあります。ただ、土星の太陽側を撮影するのには露出時間が長すぎました。そのため、土星の太陽が当たっている側は露出オーバーになっています。
土星の明るい側と暗い側の間には、細長い夕方(明け方)の領域があり、大気の鮮やかで細かい色彩を見ることができます。明るい雲の点が、青っぽい北極領域にみえます。また、南の方に行くと、土星の夜の側が、土星の輪の太陽側の領域からの反射光で金色に光っているのがみえます。
カッシーニ探査機が2004年に到着した際に撮影した写真と異なり、この2007年1月19日の写真では、土星の影が輪を完全に横切っています。
この写真は、土星の上方40度の地点から、輪の暗い方を向いて撮影しました。撮影はカッシーニ搭載の広角カメラを使って行われ、撮影時点での距離は土星から約123万キロメートル、解像度は1ピクセルあたり約70キロメートルです。
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