カッシーニ/ホイヘンス ギャラリー
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解説 カッシーニの狭角カメラにより撮影された土星全体の画像。撮影は2004年3月27日。土星大気(南半球)の帯、Bリング周辺の色の違いなどが以前よりもはっきりと捉えられています。色の違いは組成の違いを表していると考えられ、今後カッシーニの探査が進むにつれて理由が明らかになるでしょう。
北半球にある青白い光は、輪のカッシーニ間隙を抜けてきた太陽光により照らされたり、雲のない土星大気の上層部で散乱された光によって照らされた部分です。
2ヶ所のぼんやりとした黒い点が南半球部分にみえます。この地点は、カッシーニが、2つの嵐が一緒になるのを観測した場所に近いですが、その嵐がどうなったかは分かっていません。
この写真では、目立ちにくいですが衛星もみえています。時計回りに右上から、エンセラダス(直径499キロ)、ミマス(直径398キロ)、テチス(直径1060キロ)、エピメテウス(直径116キロ)です。エピメテウスは非常に暗く、輪のは資の方にわずかにみえています。衛星の輝度は処理により少し上げています。
衛星と土星との距離は4770万キロで、解像度は1ピクセルあたり286キロになります。
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