望遠鏡で夜空を眺めると、美しい渦巻き模様をした銀河をみることができます。
宇宙は、それ自体が美しいだけではなく、教育素材としても最良の舞台です。例えば、渦巻き模様が美しい銀河は、物理の法則によって成り立っています。そして、その中にひしめく星々たちも、核融合など、さまざまな自然の法則に従っているのです。

宇宙を通して、自然を、そして科学を知ろう。宇宙からの視座を通して地球を守る心、命を大切にする心を育てよう。そして、21世紀の担い手につないでいこう。そのためには、子どもたちを育てる先生方や教育に携わる方に、宇宙への興味、関心を持っていただこう。これこそが、ギャラクシーフォーラムの理念です。

ギャラクシーフォーラムは、宇宙という共通のテーマを通しての教育プロジェクトです。ハワイに本拠を置くILOA(国際月面天文台協会: International Lunar Observatory Association)が主催し、世界中で開催されているこのフォーラムは、2010年から日本でも開催されるようになりました。

このフォーラムを通して、宇宙という観点からの理科教育を多くの方に考えていただくと共に、最新知識による刺激や、教育素材の活用なども、合わせて進めていただければと思います。そしてなによりも、同じことに興味を持っている方々が互いに交流し合えるような場所にしていきたいと考えています。

主催者が月面天文台を目指す団体ということ、そして、月探査情報ステーションも教育に大いに活用されていることから、日本での開催が打診されて以来、月探査情報ステーションは本イベントに全面的に協力しています。

ギャラクシーフォーラムは、世界中で開催されています。アメリカはもちろんのこと、インド、ヨーロッパ(チェコ)、カナダ、南アフリカ、中国での開催実績があります。
日本では2010年12月に最初のフォーラムが実施されました。