2008年11月2日、月探査情報ステーションは10周年を迎えることができました。 1998年、当時の宇宙開発事業団(NASDA)と文部省宇宙科学研究所(ISAS)が共同で開発を進めることになった月周回衛星「SELENE」(現在の愛称「かぐや」)の情報を、皆様により広く知っていただくことを目的として、このサイトはスタートしました。 ただ、その際にも単なるプロジェクト紹介のサイトとしてではなく、日本人の心に深く刻み込まれている「月」に対するイメージを大切にし、また、インターネットという双方向性のメディアであることを大切にし、開発者(すなわちサイトの作り手)とアクセスして下さる皆様との距離をできるだけ近づけようということを目的に、サイトを開発していきました。 おかげさまでこの考え方はご好評をいただき、多くのアクセスをいただいたことから、2000年11月、サイトは恒久的なサイト「月探査情報ステーション」としてスタート、以後現在まで、運営を続けることができました。 この間、2001年には、当時のNASDAのサイトとしてははじめて携帯電話向けのサイトをオープンしたり、2002年には、いわゆる「アポロ疑惑」の検証サイトを解説、さらに2003年には火星探査という新たな領域にも進出しました。 現在では、総ページ数約3000、1日のアクセス数平均6万ヒット/8000ページビュー(ピーク時20万ヒット以上/2万ページビュー)という、大きなサイトに成長いたしました。また、ネットやメディアなどでも取り上げられる機会を数多く得るようになりました。 この10年という長い期間、サイトを運営し、拡大することができましたのは、何よりもまず、アクセスして下さった皆様、支えて下さった皆様のおかげであると、深く感謝しております。ありがとうございます。 10年前、私たちの衛星が月へ向かって飛ぶ、ということは、頭ではわかっていても想像はできませんでした。いまや「かぐや」は月上空100キロから、毎日データを地上に送ってきています。ハイビジョンカメラの地球の出の映像は多くの人を感動させました。十年一昔とはいいますが、私たちは新たな時代に生きているということができるでしょう。 そして、月・惑星探査は、特別なものではなくなってきています。月探査には中国やインドも名乗りを上げました。アメリカは人間をふたたび月へ送り込もうとしています。いや、日本でもそういう構想があります。さらには民間宇宙開発の流れは加速度を強め、私たちが想像するスピードをはるかに超える勢いで新たなことを次々に成し遂げています。 次の10年、私たちは何を得るでしょうか。間違いなくいえることは、人間の宇宙への進出は止まらない、ということです。一時的に停滞があったとしても、必ず人間は宇宙へと向かっていくでしょう。それはある種、人類というものが持つ運命、本能から来る動きであるといってもよいのではないでしょうか。 私たちは、この次の10年間にわたっても、最新の月・惑星探査の動きをタイムリーに、かつわかりやすく伝えていきます。これこそが私たちにとってのミッションであります。多くの人々が情報を知り、支えて下さることが、新たな月・惑星探査への動きにつながると、私は信じているからです。 そこがどんな場所であっても、私たちの新たなフロンティアには無限の可能性があります。そこになぞがある限り、私たちの知的好奇心はやむことはありません。 月探査情報ステーションは、皆様のために、これからもスタッフ一丸となり、全力で努力してまいります。 皆様のご支援を、引き続き心よりお願い申し上げます。