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天文セミナー 「宇宙開発の最前線」(2)
編集長が行く
〜天文セミナー 「宇宙開発の最前線」〜
その2
明石市立天文科学館の天文セミナ「宇宙開発の最前線」の続きです。
大貫さん講演の1シーン。これは、北海道で進められている、スペースポート(宇宙港。宇宙へ飛び立つスペースプレーンなどの離発着場としての空港)誘致運動の様子です。日本でも民間宇宙開発は広まりつつあるのです。
民間宇宙開発の場合、人間を宇宙に運ぶことが目的ですから、当然「上に行って何をやる」という、需要を開拓する必要があります。ここでは、宇宙ダイビングという、かなりとんでもない(失礼)構想を大貫さんが紹介しています。
さて、3人目の講演者は、和歌山大学の秋山演亮氏。といっても、この10月に秋田大学から和歌山大学に移ってきたばかりで、まぁ、ちょうどタイミングがよかったともいえましょう。女子高校生がロケットや人工衛星を組み立てて打ち上げるプロジェクト「ロケットガール」の生みの親でもあります。
今回は、関西発の学生宇宙プロジェクトについてのお話。主に大学生が主導して、人工衛星を作ったり、ロケットを組み立てて実際に打ち上げたり、といった、実践的な宇宙教育についてのトークです。
私ともながーいおつきあいということもありますが、講演はあっという間にヒートアップ。活動内容からどのようなことをしていくかといったような話まで、とことんまでクロストークということになりました。
本来であれば聞き役であるはずの私もついついヒートアップ。元々今回のセミナーは、「宇宙教育セッション」という、学会のセッションの一環として開かれているということもありますので、学会における宇宙教育の役割について、熱く語ってしまいました。
秋山氏の講演では、宇宙教育の方向性や、和歌山を中心とした関西での宇宙教育計画などが語られ、お客様も(さすがに地元ということもあってか)非常に興味深い面持ちで聞き入っていました。
会場の外に飾られていた、ポスターと「宇宙テディベア」。テディベアは、実際に宇宙へ行ったこともあり(2008年12月には、テディベア4体が「宇宙遊泳」に成功しています)、いわば宇宙について伝えてくれる「宇宙開発大使」としての役割を果たしています。会場に入りきれなかったお客様も、テディベアをさわったりして、宇宙開発の一端を感じていたようでした。
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