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惑星地質学・宇宙生物学の大家、デビッド・マッケイ氏が亡くなる

長年にわたって月をはじめとする惑星表面の地質の研究や生物関連の研究を続け、火星隕石から生命の痕跡とみられるものを発見して一躍話題になった、NASAジョンソン宇宙センターの宇宙生物学部門主席科学者、デビッド・マッケイ氏が、2月20日に亡くなりました。77歳でした。 デビッド・マッケイ氏は1936年生まれ。学部生としてテキサスのライス大学に在学中、ケネディ大統領のあの有名な「人類を月に送る」という演説に間近で触れ、宇宙への強い関心を抱きます。 ...

2023-07-10T10:02:28+09:002013年2月25日(月)|惑星探査 (ブログ)|

キュリオシティ、初の掘削岩石を確認

先日、火星での初サンプル取得に成功した火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)ですが、岩石取得に成功したことを確実に確認できる画像が送られてきました。これで、世界初の快挙となる、他の天体での無人でのドリルによるサンプル採取成功が確認できたことになります。 今回確認できたのは、掘削した岩石をスコップへと移送できたことを示す写真で、20日(アメリカ現地時間)にNASAが受信しました。 ...

キュリオシティ、火星岩石の初採取に成功

待ちに待ったニュースが到着しました。NASAは9日、火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が、火星の表面の岩にドリルを使った掘削を行い、岩石をはじめて採取することに成功した、と発表しました。この「はじめて」は、もちろんキュリオシティとしてのはじめてもありますが、火星の無人探査機として、岩石にドリルで掘削をして岩石を採集するというのは、実ははじめての偉業なのです。 今回の岩石採取では、ドリルで開けた穴は幅1.6センチ、深さ6.4センチでした。今回採取を行った岩石には、火星のかつての水が豊富であった環境を知るための手がかりがあると考えられます。今回ドリルで掘削した岩石は、いずれローバーの内部にある分析装置(火星岩石その場収集・分析装置: ...

嫦娥3号打ち上げに備えて深宇宙通信網を整備

今年は中国の月探査機、嫦娥3号の打ち上げが予定されています。探査機の開発と並行して、月との通信を行うための深宇宙通信網の整備が進められているようです。中国之声の記事を人民網日本語版が報道しています。 この記事によると、深宇宙と通信するためのアンテナは、中国最西端の新疆ウイグル自治区のカシュガル(喀什)市と、中国最東端にある黒竜江省のチャムス(佳木斯)市に設置されています。カシュガルのアンテナは直径35メートル、チャムスのアンテナは直径66メートルで、このチャムスのアンテナはアジア一の直径を誇るとのことです(編集長注: ...

2023-07-10T10:02:29+09:002013年2月1日(金)|嫦娥3号|
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