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月探査機

チャンドラヤーン1 トピックス

2008年11月3日 11:00更新
チャンドラヤーン搭載カメラが地球を撮像 (2008年11月3日)
10月29日、チャンドラヤーン1衛星に搭載されている地形撮像カメラ(TMC)の試験撮影として、地球の画像を取得することに成功しました。コマンドはバンガロールにあるインド宇宙機関の衛星制御センターから発せられました。
チャンドラヤーン1衛星が撮影した地球(その1) 最初の画像(左)はインド時間で29日午前8時(日本時間午後0時30分)に取得されました。オーストラリアの北海岸が映っています。2枚目の画像(右)は インド時間午後0時30分(日本時間午後5時)に取得されました。オーストラリアの南海岸が写っており、撮影は高度7万キロから行われました。
チャンドラヤーン1衛星が撮影した地球(その2)TMCは、チャンドラヤーン1に搭載されているインド製の機器の1つです。
チャンドラヤーン1衛星は、打ち上げ後4回にわたる軌道高度上昇作業が行われ、現在の軌道は遠地点26万7000キロメートル、近地点465キロメートルという非常に細長い楕円軌道になっています。この軌道は1周回が約6日かかります。また、衛星のチェックも行われ、正常であることが確認されています。
なお、本記事は10月31日に出されました。

チャンドラヤーン、打ち上げに成功 (2008年10月22日)
インド宇宙機関(ISRO)は、月探査機チャンドラヤーンの打ち上げに成功したと、プレスリリース(記者発表)にて発表しました。以下、その内容の抄訳です。
ISROは、PSLVロケット(PSLV-C11)を使い、今朝スリハリコタ島にあるサティシュ・ダワン宇宙センターから、重さ1380キログラムの衛星、チャンドラヤーン1を打ち上げ(この重さは打ち上げ時のもので、月到着時には590キログラムになります)、近地球点255キロ、遠地球点22860キロ、傾斜角17.9度(赤道に対して)の月トランスファー軌道に投入することに成功しました。
52時間のカウントダウン作業の後、PSLV-C11は現地時間午前6時22分(日本時間9時52分)に発射されました。第1段の切り離し、第2段への点火、高度116キロでのフェアリング開頭、第2段の切り離し、第3段点火、第3段の切り離し、第4段点火及び第4段エンジン停止などを行いました。
PSLV-C11は、PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle: 極衛星打ち上げ用ロケット)の最新バージョンです。打ち上げ時重量は320トン、従来の9トン型固体ロケット補助エンジンに対し、この機種では12トンの補助エンジンを用いています。PSLVは4段式の固体・液体の両方のエンジンを持ったロケットです。PSLVは1993年以来、打ち上げ実績連続13回(今回を含めて)の成功を収めています。PSLVが今までに軌道上へ輸送した衛星は合計30機。そのうち14機がインド製、16機が海外のものです。
インド南東部、ケララ州にあるティルバナンタプラム(Thiruvananthapuram)にあるビクラム・サラバイ宇宙センター(VSSC: Vikram Sarabhai Space Centre)で、このPSLVの開発を行っています。

チャンドラヤーン1は、インドとしてははじめて、地球周辺の軌道を越えるところへ衛星を送り出すものです。その目的は、地球のただ1つの天然の衛星である月についての知識をより深めることにあります。非常に慎重に練られた目的の下、チャンドラヤーン1計画では、無人の探査機を月を周回する軌道上に乗せ、11の科学測定器(5つがインド製、6つが海外製)を使って約2年間にわたるリモートセンシング探査を実施します。
チャンドラヤーン1の主要な目的は、
  • 無人探査機を月周回軌道へと投入する
  • 月表面の鉱物・化学組成マッピングを実施する
  • 国家の技術基盤を強化する
ことにあります。
これらの目的を達成するために、チャンドラヤーン1は、可視光、近赤外、マイクロ波及びX線領域での高解像度の探査を実施します。これにより、月表面の3次元地形図の作成や化学組成、鉱物組成の全球にわたるマッピングが可能になります。

現在チャンドラヤーン1探査機は、地球を回る長楕円軌道を周回しています。この後、何回かの軌道修正を行い、遷移軌道へと移ります。この遷移軌道を何回か周回した後、チャンドラヤーン1探査機はさらに細長い楕円軌道「超トランスファー軌道」へと移り、最終的には月周辺へと向かうことになります。
探査機が月周辺の高度数百キロメートルの場所へ到着すると、搭載されている液体アポジエンジンを噴射することで減速し、月を周回する楕円軌道に投入されます。その後、段階を踏んで軌道の高度を下げていきます。軌道の重力による影響などを見極めたあと、最終的に探査機は、目的である高度100キロの円軌道へと投入されます。搭載されている月インパクトプローブは、最初の段階で選定された場所へと降下します。
その後、カメラや他の科学機器の電源がオンとなり、テストが行われます。その後、実際の観測期間へと移行します。観測期間は2年を予定しています。
(以下略。観測機器等は別ページをご覧下さい)

なお、プレスリリースに明記はされていませんが、月への到着は11月8日頃とみられています。

チャンドラヤーン、打ち上げ (2008年10月22日)
インドの月探査機チャンドラヤーン1は、現地時刻午前6時22分(日本時間午前9時52分)、インド南東部スリハリコタ島にあるサティシュ・ダワン宇宙センターから、PSLVロケットにより打ち上げられました。(なお打ち上げ時刻はウェブ中継からの推定時刻で、公式発表により変更されることがあります)

打ち上げインターネット中継 (2008年10月22日)
インド宇宙機関(ISRO)が、打ち上げのインターネット中継を行っています。なお、Windows環境でないと視聴できないようです。また、ブラウザはInternet Explorerが必要なようです。

打ち上げカウントダウンサイトオープン (2008年10月21日)
チャンドラヤーン1の打ち上げカウントダウンサイト(http://www.chandrayaan-i.com/)がオープンしています。打ち上げまでの時刻の表示のほか、射場映像、ミッションについての解説ビデオなどもあります。
なお、現在のところ、打ち上げまでのカウントダウンクロックの数字と、ウェブでの実況中継の予告時刻にずれがありますが、おそらくは22日の打ち上げで間違いないものと思われます(カウントダウンクロックの数字の方が誤っている?)。

BBCもチャンドラヤーン打ち上げを10月22日と報道 (2008年10月7日)
イギリスのBBCも、インド宇宙機関当局者の話として、チャンドラヤーンの打ち上げを10月22日であると報道しています。また、報道の中では、インドは将来的に有人月探査を計画しているほか、国内では月探査を歓迎するばかりではなく、「あまりに野心的すぎる」「資源の無駄」といった批判的な意見があることも紹介しています。
BBCの記事 (英語)

チャンドラヤーン、ロケットと結合へ (2008年9月30日)
9月30日付のインドの新聞ザ・ヒンデュー(The Hindu)は、チャンドラヤーンの打ち上げを10月22日の午前6時20分(現地時間。日本時間では同日9時50分)と報道しています。
記事によると、既に打ち上げ用のPSLVロケットはインド南東部にあるスリハリコタ射場に据え付けられています。衛星は熱真空試験を経て、最終段階である振動試験をインド宇宙機関(ISRO)の衛星センターで実施することになっています。
また、この衛星を追跡するアンテナは、このISROのセンターがあるインド南部の街、バンガロールから南へ40キロほど離れたビャラルというところに据え付けられ、直径32メートルと18メートルの2つのアンテナが用意されているということです。
この記事では、探査主任のジョージ・コーシー(George Koshy)氏の話として、衛星とロケットの結合が10月12〜13日にかけて実施されると述べています。また、打ち上げ予定日は22日であるが、可能であればその前、19日または20日あたりに打ち上げることも検討したいという発言も掲載しています。
また、記事では衛星の試験の様子も紹介しています。この記事の中では、衛星の探査計画責任者であるアナデュライ氏の発言を引用しています。「ただ衛星を台の上に載せて振動を加えればいいというわけではない。120個据え付けられている加速度計のデータすべてが許容値以下に収まっていなければならない。振動が起こると、加速度計は探査機の揺れをデータとして送ってくる。我々はチャンドラヤーン探査機を別々の方向に向け、振動をかける(訳注: あらゆる方向に対して振動に耐えられることを試験するため)。試験によって衛星が確実に一体化されていることを示すことができる。」
チャンドラヤーン探査機は現在、打ち上げ時の激しい騒音を模した環境で、それに耐えることができるかどうかの試験を受けています。
また、追跡管制の担当者のシバクマール氏の発言も引用しています。「アンテナが2つあるのはよいことだ。チャンドラヤーンの探査の中枢となるこのセンターの準備はできている。すべて焦点がぴたりと合っている。(Everything is focussed)」

チャンドラヤーン打ち上げは10月22日との報道 (2008年9月20日)
19日付のインドの新聞インディアン・エクスプレス(Indian Express)は、チャンドラヤーン1の打ち上げ日を10月22日であると報道しています。
その記事によると、打ち上げ日は10月22日が有力で、そこを挟んだ19日から28日までの間が打ち上げ枠(ロンチ・ウィンドウ)となっているということです。ただし、来週にも実施される振動試験などにより、この打ち上げ枠の変更の可能性はあるとしています。記事では、探査計画責任者のインド宇宙機関(ISRO)のアナデュライ(Annadurai)氏の言葉を引用し、「肉と骨は大丈夫だ」(The Flesh and Bone is ready)として、試験の行方についても自信を持っていると伝えています。またアナデュライ氏によれば、残る打ち上げへの支障事項は天気に関することだけ、とも述べています。
なお、打ち上げが順調に10月22日に実施された場合、チャンドラヤーン1の月到着は11月8日になる予定です。また、気候の影響で打ち上げが上の期間に実施できなかった場合には、11月、または12月の適切な時期に打ち上げ日を設定するということです。

チャンドラヤーン打ち上げは10月? (2008年9月19日)
チャンドラヤーン1の打ち上げについて、インドの新聞ザ・テレグラフが最新状況を報道しています。これによると、チャンドラヤーン1はこのほど、衛星の地上試験を終了したとのことです。報道では、衛星は巨大な真空チェンバーの中に入れられ、120度の熱とマイナス150度の冷却に耐えた、とのことですので、この試験はいわゆる熱真空試験ではないかと考えられます。
試験終了後も機器が正常に作動したと、インド宇宙機関(ISRO)の上級科学者がコメントしています。
この後振動試験を行い、これが正常に終了すれば、チャンドラヤーン1衛星は打ち上げ場である、スリハリコタ射場へと送られることになります。
記事の中では、ISROは打ち上げを10月中に行いたいとしているようです。
また、この記事の中で注目されるのは、チャンドラヤーン1衛星には衝突物体(プローブ)が取り付けられており、衛星軌道から月面へ落とされる予定になっているということです。このプローブは重さが約29キログラムで「靴箱の2倍ほどの大きさ」と形容されています。プローブでは小型のスラスタ(噴射装置)をテストし、軟着陸に関する試験を行うことを計画していると、ISROの上級高官が言及しています。なお、インドも2012年に無人着陸機を月面に送る予定になっているとのことです。
さらにこの記事の中では、このチャンドラヤーン計画の総予算が386クロー(1クローは1000万ルピー。約87億円)で、そのうち約100クロー(約22.5億円)が地上設備のために費やされたとしています。
また、この記事を引用する形で書かれている惑星協会(The Planetary Society)のブログによりますと、関係者の言葉を引用する形で、10月下旬までに打ち上げられるように関係者が必死になって努力しているということです。これは、この時期を過ぎるとモンスーン(雨期)に入ってしまい、気候が打ち上げに適さなくなるということがあるようです。

チャンドラヤーン打ち上げ、年末まで延期? (2008年6月2日)
moondaily.comの記事によりますと、チャンドラヤーン1の打ち上げは今年(2008年)の10〜12月になるとのことです。
これはインド宇宙機関(ISRO)議長のG.マダバン氏の談話として伝えたものです。

チャンドラヤーン打ち上げは7月に延期か? (2008年3月25日)
アメリカ惑星協会ブログによりますと、チャンドラヤーンの打ち上げは7月に延期されるということです。本記事はインドのPress Trust of Indiaの記事を引用したものです。

NASA、チャンドラヤーンに科学機器を搭載へ (2006年5月9日発表)
覚え書きを交換しあうNASAグリフィン長官とISROナイール議長 NASAが、チャンドラヤーン1に2つの科学機器を載せることとなり、NASAのマイケル・グリフィン朝刊と、インド宇宙機関(ISRO)のG.マダブン・ナイール議長が、インド・バンガロールで覚え書きに調印しました。
グリフィン長官は今週インドを訪問し、ISROの衛星開発センターやロケット製造センター、打ち上げ場などを見学しました。
「人類文明が太陽系へと広がっていくときに、アメリカとインドが、さまざまな技術的な挑戦や科学的に価値あるプロジェクトで、パートナーとして協力関係にあることは、私の希望であり信念でもある。」と、グリフィン長官はバンガロールで語っています。「私はこの足で直にインドのすばらしい宇宙施設を訪れ、そこの科学者技術者たちと会い、彼らのすばらしい仕事について学ぶことを、とてもとても楽しみにしている。」
チャンドラヤーン衛星は、2007年暮れないしは2008年に打ち上げられる予定の、インドの月探査衛星です。チャンドラヤーンはまさに国際的な探査計画であり、ヨーロッパからも機器が提供されることになっています(下の記事参照)。NASAからは、ディスカバリー計画で開発され、月面の鉱物を探査する月面鉱物マッパー(Moon Mineralogy Mapper)、そして、月の極地域の氷を探査する小型SAR(Mini-SAR)の2つが提供されることになります。
この2つの測定機器から得られるデータはNASAの新しい探査ビジョンにも反映されることになります。

ESAとISRO、機器搭載で合意 (2005年7月19日18:00)
下の記事にもありましたが、ESAがインド初の月探査衛星チャンドラヤーン1に機器を提供することに合意してから3ヶ月。6月27日、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とインド宇宙機関(ISRO)は、チャンドラヤーン1にヨーロッパの観測機器を搭載することを含めた覚え書きに調印しました。
ISROとESAの覚え書き締結 左の写真はインド・バンガロールで行われた調印式の模様です。左側がISROのマダバン・ナイール (Madhavan Nair)議長、右側がESAのジャック・ドルダン長官です。
この覚え書きでは、ヨーロッパは3つの観測機器をチャンドラヤーンに搭載することになっています。チャンドラヤーン1撮像X線スペクトロメータ(CIXS-2)、サブキロ電子ボルト原子分析装置(SARA)、近赤外線スペクトロメータの3つです。さらに、高エネルギーX線スペクトロメータ(HEX)のハードウェアについても協力を行うことになっています。
今回協力をする機器は、ヨーロッパが現在月に打ち上げている探査機スマート1に搭載されている機器と同じものです。
ESAの記事へ (英語)

ESA機器をチャンドラヤーンに搭載へ (2005年3月22日16:00)
3月17日、ESAの委員会がパリで開催され、ESAとインド宇宙機関(ISRO)との間で、インドの月探査計画「チャンドラヤーン1」に関する協力協定を結ぶことが、全会一致で採択されました。
ISROは1969年に設立され、1975年に初の人工衛星を打ち上げました。現在までに数多くの人工衛星やロケットの開発を進めてきています。衛星の打ち上げは、インド国内のスリハリコタ (Sriharikota) 射場だけでなく、ヨーロッパのギアナ射場も使われています。
協定によりますと、ヨーロッパは、チャンドラヤーン1に搭載する3つの機器について、支援及び協力を行うことになっています。その3つの機器とは、
  • CIX2…チャンドラヤーン1撮像X線スペクトロメータ (Chandrayaan-1 Imaging X-ray Spectrometer)
  • SARA…サブキロ電子ボルト原子分析装置 (Sub-keV Atom Relecting Analyzer (*1))
  • SIR-2…近赤外線スペクトロメータ (Near Infrared Spectrometer)
になります。また、高エネルギーX線スペクトロメータ(HEX: High-Energy Spectrometer)についても機器開発支援を行うことになります。そして、ESAは、これらの機器が取得したデータを利用できるようになります。

実は、今回搭載される機器は、月探査衛星スマート1に搭載されているものと同一です。
ISROが開発するチャンドラヤーン1は、重さが1050キログラム(初期軌道質量523キロ、燃料を抜いた質量が440キロ)の衛星で、月、そして太陽系の起源と進化を探ることを目的としています。運用は2年間が計画されており、2007〜2008年に打ち上げられる予定となっています。
ESAは今回の協定によって、スマート1で得られた経験をISROに供給することができ、さらに機器の運用などについても支援していくことになります。
ESAの科学局長であるデビッド・サウスウッド氏は、「今回の協力関係をより広い幅からみていくことが必要だ。宇宙機関にとって、宇宙科学は技術的な面で、互いに協力しながら学んでいく場である。今回のような協力関係は、長官のより幅広い行動計画の中で戦略的な要素を占めることになるだろう。」と述べています。
(*1) 原文では "Relecting" となっていますが、おそらくは "Reflecting" ではないかと思われます。その場合には、装置名称は「サブキロ電子ボルト原子反射分析装置」となります。
ESAの記事 (英語)

NASA、チャンドラヤーン1への搭載科学機器を選定 (2005年2月9日20:30)
NASAとISRO(インド宇宙機関)との協力協定に基づき、チャンドラヤーン1に搭載する測定機器の1つとして、NASAは鉱物測定装置を選定することになりました。
この装置は月鉱物マッパー (Moon Mineralogy Mapper: M3)と呼ばれ、月面の鉱物を詳細にマッピング(全球にわたって測定)するものです。この装置の主任観測責任者は、ブラウン大学のカーリ・ピータース (Carlé Pieters)教授です。ピータース教授は、長年にわたって惑星地質学の研究に取り組んできており、火星や月、小惑星などさまざまな天体の表面の地質に関するエキスパートです。
今回の月鉱物マッパーは、もともとNASAが主導して進めているディスカバリー計画に提案されたものでした。ディスカバリー計画は、月・惑星探査や将来につながる技術開発などの探査計画を、低コストかつ短時間で行えるように計画されたプログラムで、これまでにこのプログラムに従って、火星探査機のマーズ・パスファインダや彗星探査機のディープインパクトなどが実施されています。
今回の決定について、NASAの科学計画担当で、副長官代理のガッセム・アスラー (Ghassem Asrar)博士は、「このすばらしい装置は、月表面の地質や鉱物組成をはじめて詳細に調べ上げることになるだろう。この月鉱物マッパーによる探査は、先ごろ選定されたルナー・リコナイサンス・オービタ搭載予定の6つの科学機器の結果を補完するものだ。ルナー・リコナイサンス・オービタと月鉱物マッパーは、共にNASAの月探査と研究を支えていくことになる。」と述べています。

チャンドラヤーン1にイスラエルが協力 (2004年11月18日16:00)
インドのPTI通信によりますと、チャンドラヤーン1にイスラエルが協力することになったようです。
イスラエル科学技術省のスポークスマンによると、イスラエルのシャロン首相がこのミッションに対して非常に強い興味を示しているということで、イスラエルとしても何らかの協力を行いたいという意志を示したということです。また、イスラエルが資金援助をする可能性についても言及したようです。
既に、チャンドラヤーン1については、カナダが機器提供などで協力する意志を示しており、また一部報道によると、ロシアから技術供与を受けるということのようです。他の月ミッションと違い、インドの月ミッションは非常に国際的な広がりを持つものとなってきている点でも、注目されます。


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