A

地球も月も、太陽の光による長い円錐形の影を持っています。月食は、月が地球の影を通過するときに起こります。
影に入るといっても、月食の間に月が全く見えなくなるわけではなく、赤っぽい色に見えます。これは、太陽光線が地球の大気によって屈折して月にあたるためです。
また、太陽と地球と月が一直線上に並ばずに、月が完全に覆い隠されない場合は部分月食と呼ばれます。

月食は満月のときにのみ起こりますが、月の地球に対する軌道面は黄道面(地球の太陽に対する軌道面)に対して約5.1度傾いているので、満月のたびに月食が起こるということはありません。月が黄道面上に来るためには、それが、昇交点あるいは降交点付近にいる必要があります。
地球から見て、月の両交点を結ぶ直線と、太陽あるいは月の方向が12度15分より大きいときには皆既月食は決して起こりません。
食の持続時間も地球と太陽と月の位置関係の違いで変化しますが、皆既の時間は最高で1時間44分です。

なお、2009年以降の月食の起きる日時は以下の通りです。(2018年まで)

  • 2010年1月1日 午前4時23分〜 (部分月食)
  • 2010年6月26日 午後8時38分〜 (部分月食)
  • 2010年12月21日 午後7時17分〜 (皆既月食)
  • 2011年6月16日 午前5時13分〜 (皆既月食)
  • 2011年12月10日 午後11時32分〜 (皆既月食)
  • 2012年6月4日 午後8時3分〜 (部分月食)
  • 2013年4月26日 午前5時7分〜 (部分月食)
  • 2014年4月15日 午後4時46分〜 (皆既月食)
  • 2014年10月8日 午後7時55分〜 (皆既月食)
  • 2015年4月4日 午後9時00分〜 (皆既月食)
  • 2015年9月28日 午前11時47分〜 (皆既月食)
  • 2017年8月8日 午前3時20分〜 (部分月食)
  • 2018年1月31日 午後10時30分〜 (皆既月食)
  • 2018年7月28日 午前5時22分〜 (皆既月食)

なお、時間は月食の開始時間で、月が完全に欠ける時間とは異なります。


■参考資料

  • 理科年表 平成20年版