7月24~25日、JAXA相模原キャンパスの一般公開が行われました。
今年ははじめて2日にわたる公開ということで、これまでの一般公開では駆け足でないとすべてを回れない、という方にも好評だったようです。2日間の来場者の合計は13558名となりました。ありがとうございました。
月探査情報ステーションは、25日だけでしたが一般公開のブースを設け、皆様に自由にアクセスしていただける場所を設置しました。その様子を写真で振り返ります。

■参考リンク
相模原キャンパス一般公開2009、終了

相模原市立博物館の入口 月探査情報ステーションのブースは、相模原キャンパスから道を挟んで向かいにある、相模原市立博物館です。緑に覆われた建物の中には、地域に関する展示や天文に関する展示、プラネタリウムなどがあります。
1階の入口を入ったところです。入ってすぐのプラネタリウムでは、人気の全天周映画「銀河鉄道の夜」を上映していました。実は、ネットワークケーブルを伸ばすため、このプラネタリウムの入口のところからケーブルを分岐させて地下へ通じさせる、という突貫工事を、開館前に一気に行いました。 1階の入口
ケーブルは地下のホワイエへ 昨年と同様、今回の展示会場は、地下1階のホワイエでした。しかし、地下ということもあり、携帯の電波も非常に届きにくく、無線LANも難しい…ということで、このようにながーいLANケーブル(30メートルのケーブルを2つ接続)で地下までネットワークを配線していきました。幸い、ケーブルは展示場所まで余裕で届きました。
地下1階のホワイエでは、このような宇宙に関する写真パネルが展示されていました。こちらは、銀河などの美しい姿。奥の方には、太陽系の惑星や月などの姿を写した写真が展示されていました。 ホワイエの宇宙パネル展示
宇宙パネル展示と月探査情報ステーション展示 ホワイエを奥へみたところです。午前中ではありましたが、お客様は最初にキャンパス本体の方を回っていらした方が多かったようで、割と午前中はのんびりと過ごしました(但し実際には、ネットワーク接続がなかなかうまくいかず、たいへんなひとときを過ごしていましたが…)。写真右側の机が、月探査情報ステーションのブース(といっても机1つ)です。
相模原キャンパスの一般公開は、夏休みということもあり、家族連れの方が多いのが大きな特徴でもあります。何とか設定が完了したコーナーで、早速ご家族連れの方でしょうか、サイトをご覧になっていました。 ご家族のご来訪
子どもたちも大満足… 子どもたちもけっこう楽しんでみていたようです。2人でいすに座って(まるで二人羽織!)、サイトをみていました。なお、午後からはお客様に合わせて、一般の月探査情報ステーションサイトと、子ども向けサイト「むーんきっず」をタイミングをみて切り替えつつ公開しました。
ホワイエの隣にある小講堂では、ミニミニ宇宙学校が開催されていました。宇宙科学研究本部の先生方が、子どもたちにわかりやすく宇宙のお話をしていく企画です。こちらは、宇宙プラズマ研究系の松岡彩子さんの回。プラズマという目には見えないものをわかりやすく解説されていました。 宇宙学校(松岡彩子氏)
宇宙学校(吉川真氏) 次の時間は、小惑星探査機「はやぶさ」にも深く関わっている吉川真さん。はやぶさ、そして小惑星についての講義でした。会場からも、子ども、大人を問わず多くの方からの質問があり、関心の高さを感じました。
午後になるにつれて、ホワイエのお客様も増えていきました。また、お子さんの数が多かったことも印象的でした。子どもたちには「むーんきっず」はけっこう楽しかったように思います。2人で一緒にパソコンの画面を眺めている子どもたちの姿は、本当に印象的でした。 午後のひととき

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。また来年も相模原でお会いできますよう。


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