カッシーニ/ホイヘンス

アメリカ・ヨーロッパの土星探査。1997年打ち上げ、2004年土星到着、2017年にミッション終了。

NASAの月・惑星探査の将来計画が学会で発表される

現在、アメリカ・テキサス州ヒューストン(より正確にいいますと、ヒューストンのちょっと北にある街、ザ・ウッドランズ=The Woodlands)で開催されている第46回月・惑星科学会議(LPSC)において、NASAが現在実施及び計画している月・惑星探査についての状況及び将来構想が発表されました。 ...

2015年の月・惑星探査を展望する

先日まとめ記事を書いたばかりではありますが、やはり年が明けると、その年の動向というものが気になるものです。 2015年、月・惑星探査の世界はどのようなことになるでしょうか。この記事では、今年(2015年)の月・惑星探査を展望し、どのようが起きるか、起きそうであるかを分野別にまとめていきます。 ...

カッシーニ、エンセラダスに間欠泉を発見

NASAとESAの土星探査機カッシーニは、2005年、土星の衛星エンセラダスの南極付近に、内部から勢いよく水を吹き出している、いわば「間欠泉」のようなものが存在することを発見しました。また、エンセラダスの南極からは、1300万ワットというとんでもない量のエネルギーが放出されている可能性があることもみつけています。しかし、そのような間欠泉、つまり天体内部に水をとどめておくだけのエネルギーがどこからやってきているのかについては、よくわかっていませんでした。 エンセラダスは小さいため、地球などのように、内部に含まれる放射性元素などが壊れるときに出る熱では、それほどまでに温まらないだろう、と科学者はみていました。その代わりに科学者が考えていたのは、潮汐加熱、すなわち、エンセラダスが土星などから引っ張られることによって、天体内部に摩擦が起き、その摩擦熱が原因ではないかというものです。 ...

2016-04-08T19:10:57+09:002010年10月10日(日)|カッシーニ/ホイヘンス|

NASA、土星探査機カッシーニの探査を2017年まで延長

NASAはこのほど、土星探査機カッシーニの探査を、2017年まで延長すると発表しました。このほど発表されたNASAの2011会計年度予算には、そのための費用として年6000万ドル(日本円で約54億円)の費用を支出することが盛り込まれています。 カッシーニ探査機が打ち上げられたのはいまから13年も前の1997年でした。探査機には、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が開発したホイヘンスという突入機が搭載されていました。この突入機は、土星の衛星タイタンの大気に突入し、大気や地表の様子を調べるためのもので、2005年1月に突入探査が実施されました。 ...

2016-04-11T19:33:50+09:002010年2月8日(月)|カッシーニ/ホイヘンス|

カッシーニ/ホイヘンス、地球スイングバイから10周年

土星探査機、カッシーニ/ホイヘンスが、地球スイングバイにより土星への軌道に投入されてから、10周年となりました。1999年8月18日、カッシーニは地球上空1171キロを通過し、地球の引力の力を得て秒速5.5キロメートル加速、土星へと向かいました。 カッシーニ/ホイヘンス探査機は、1997年10月に打ち上げられ、金星(2回)、地球、木星という合計4回のスイングバイを経て土星へと向かいました。4回のスイングバイにより得られた速度は合計21.44キロメートルとなります。 ...

2009-08-20T00:33:00+09:002009年8月20日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|
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